乃木坂46 東京ドーム公演 チケットを取っておいてなんだが古参が優先されるべきだと思った件

いよいよ真夏の全国ツアー最終地、東京ドーム公演が残り3週間を切りましたね。
東京ドームでライブを行う。初期の頃から生駒ちゃんを筆頭としてメンバーが目指してきた東京ドーム。


神宮2日目に東京ドームコンサートがサプライズ発表された時には、
「東京ドームってすっごい広いんだよ。そこにみんなでやっと立てるんだね。このメンバーであの場所に行けるんだと思うと…(間をためて)…来るものがあるね。やっと来たね」と涙ながらに話す生駒ちゃん。
「怖いとか言ってられない」と戸惑いながらも前向きな頼もしいキャプテン。涙で目が潤んでるまいやん。

 

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多くのアーティストにとって憧れの地であるように、乃木坂にとっても「東京ドーム」は特別な場所であるということが伝わってきました。


グループ6年目の集大成、東京ドーム公演からまた新しい乃木坂が始まると言っても過言ではないくらい
この東京ドーム公演は特別だ〜♪
乃木坂にとって意味がある〜♪
今までとは比べられないほど〜♪
大切な時間〜♪
(ひと夏の長さより…をBGMに)


そんな大切な節目ですから、東京ドーム公演をビジネスに繋げる手を各社逃しません!こっちもこっちで盛り上がっていた!

 

〈付録がいまいちな点は否めない…〉

 

 


〈玲香ちゃんのインタビューあるの気になるよね〉

 


そんなメンバーにとっても、ファンにとっても、(関係各社的にも)、大切な東京ドーム公演。その貴重なチケットをファン歴1年未満の新規が取ってしまい、若干の罪悪感を感じています。
チケットというのは運勝負ですからこればかりは仕方がない問題ですが、2016年12月から乃木坂ファンになった、ファン歴1年未満の野郎が(女だけど)チケットを取ったことで、古参ファンの方々から6年間の思い出が詰まった特別なライブに参加する権利を結果として奪ってしまったんですよね〜。

 

古参ファンだから偉い!とか、新規がモノを語るな!という意見は好きじゃありません。(そもそも自分が新規だし)

 

好きという気持ちに上も下もない。

 

しかし、古参ファンが「人気のなかった時代」を、「アイドルオタクじゃなかったら惹かれないような芋期」も応援してきたからこそ、今の「キラキラ!女子が憧れるアイドルNo.1!モデルで清楚でかわいい乃木坂46!」がいるのは事実です。
私が好きな乃木坂は「初期の芋くさい乃木坂」ではなく、今の「圧倒的美人でハイパーかわいい乃木坂」です。

しかし、それを享受できているのはひとえに古参ファンの皆さまが、「他に幾らでも使い道のあるお金」を握手会やグッズに注ぎ込み、「友人や恋人と過ごすうぇいうぇいリア充生活」よりアイドルの応援、という圧倒的にイケてない時間を過ごし、その他モロモロを犠牲にし、雨の日も風の日も健気に応援し続けたおかげです。


そうよ 女の子なら

いつだって 死角になる場所くらい
こんな時のために 確保してる 男子禁制 

という中々ヤバめな歌詞(これもこれで好きだけど)の時代から応援してきた人がいるからこそ、

いつかできる(できるのなら)
そのうちに(今日できるよ) 
ここで逃げ出さないで
前を向いて大地立つんだ

という万人受けするような曲を歌う現在があるのでしょう。

 

 

 


それなのに、昔から見守ってきた我が子(推し)の大事な晴れ舞台を見れないなんて、オタからすれば子どもの運動会に参加できない親のようなもの。それは悲惨だ…

「席に限りがあるので、今回の運動会は一部の方のみの観覧となります」
「また来年の運動会を楽しみにして下さい。来年もあるんで」は通用しない!
今年の運動会は今年しか見れないように、今年のドームコンも今年しか見れないよ!


「そんなこと言い出したらキリがない」
「どんなアーティストでも起こる問題」
「一部だけ特別扱いなんてしたら他から不満が出る」
「他のこと、なんかもっとスポーツでもしてろ!オタクが!」
と言われればその通りですが、アイドル(特にAKB系列)は物語を売りにしているという点で、他のアーティストたちとは少し事情が異なります。バンドやアーティストなど「曲や歌の上手さ」で勝負している人たちとそもそもフィールドが違うんです。


「学校の廃校を救うべくアイドルを目指す」というスタートから始まる、人気アニメ「ラブライブ!」のコンセプトは「みんなで叶える物語」なんですが、その本編で主人公がこんなセリフを言うんです。

一生懸命頑張って! それをみんなが応援してくれて! 一緒に成長していける。それが全てなんだよ! みんなが同じ気持ちで頑張って、前へ進んで、少しづつ夢を叶えていく。それがスクールアイドル。それがμ's(グループ名)なんだよ!

 

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私はこの言葉に「現代におけるアイドルの在り方」の答えが集約されてるような気がします。

歌や踊りの上手さなら乃木坂より優れたグループがいる幾らでもいる中で、あえてファンは乃木坂を応援している。
それは、毎シングルごとに繰り広げられている「選抜劇場」や「プリンシパル」「バースデーライブ」など、次から次へと与えられる試練を一歩ずつ乗り越え、少しずつ着実に成長していくメンバーの一生懸命な姿に魅了されているからなんですよね。
私たちファンはいつのまにか一体となって「乃木坂46という無限大の可能性を秘めた1つの物語」がどんどん大きくなっていくのを応援しているんです。
(いや、単純にルックスがいいから!という意見。それも採用!)

 

メンバーが今まで目指してきた憧れの地に、ようやくたどり着くという歴史的瞬間に、大事な1ページに立ち合うことで、自分も乃木坂46物語の重要な1ページの一員となるのです。だから、東京ドーム公演に行くことがファンの中で大きな意味を持っていると思います。

だからこそですよ!
松村さんのごちゃっとしたあの問題さえ、乃木坂を織り成すストーリーとして昇華してしまうほど(映画 悲しみの忘れ方)ドキュメンタリー大好き陣営が、物語を何より大切にしてきて今まで懸命に支えてきたKOSANを蔑ろにするのは如何なものだと思んです。


「乃木坂46にとって特別な舞台となる東京ドーム公演は今までの感謝を込めて、長年のファンの皆様(ファンクラブ歴○年〜)への優先エリアを設置いたします。」
超少数派意見でしょうが、私は古くからのファンへこれくらいの少しの配慮があってもいいんじゃないかなと素直に思ってしまいます。
それが難しいなら、最低限せめて全国の映画館でライブビューイングをやるべきです。
会場には入れなくても、映画館でMCの内容は把握できますし、ライブの雰囲気も充分味わえる。全く分からないよりは、全然マシなはず!

つーか、今ノリに乗りすぎてる乃木坂ですよ?
絶対採算取れるよね?
ビジネス的にもやった方がいいよね?
ファンも喜ぶよね?
乃木坂46最高!って気持ちになるよね?
これからも応援していこうと思うよね?
これが俗にいうwin-winだよね?

変なプレミア価値とかつけなくていいから!これで需要と供給のバランス取れます!
ハッピーーー!みんな幸せ!

 

 

 

 

 

 

多くの方の血と汗と涙の結晶の上に成り立つ東京ドームライブを全力で楽しみ、メンバーに良いライブだったと思ってもらうのが、新規ファンの私が今できる最大限のことだと思うので、日頃のストレスを晴らすかのごとくライブ当日は全力ではしゃいできます!

1人参加ってことすっかり忘れてた!寂しさagain!弟に乃木坂普及しよう(完)